キズノンウレタン

従来のウレタン素材とは一線を画す耐久性で
板金の曲げキズを防止

見た目が同じの粗悪品ウレタンとは
まったく異なる素材です。

既存のウレタンシートを超える伸縮性!
引きちぎれの応力を吸収して耐久性UP

高耐久を生む要因

伸縮の大きいキズノンウレタンの最大効果として、板材を曲げる時にシートがVミゾの両肩で固定されていても、Vミゾの底に向かって伸びる量が非常に多いので、 Vミゾ両肩部にシートを引きちぎる力がかかりません。

これが高耐久を生んでいる最大の要因です。

使用方法

しわのないようダイのVミゾにかぶせ、前後をテープで固定します。

傷んだ箇所をずらして使っていくことで、くり返し使用できます。


通常加工時と同じTON数、V幅でOK

キズノンウレタンの厚みは0.5mmですが、加圧時は厚み約0.05mmに圧縮されるため、V幅4mm以上あればV幅を広げることなく使用できます。

※最初の曲げで若干凹んで薄くなるので、2回目の曲げはデプスを追い込んで曲げる必要があります。2回目以降は厚みにほとんど変化がないので、 都度デプスを変えることなく安定した精度が得られ、長いワークでもバラつきはありません。

使用されて薄くなった箇所と未使用の箇所を継いで使うと、曲げ角度にバラつきが出ます。

大きなVミゾへの使用例

ミゾ幅が広いダイに使用する場合は、ダイの両側からVの肩部へシートをかけます。

シートが傷んだらVの内側へ送り込んでいくことで、経済的にご使用できます。

シートなしで曲げた例 シートを使って曲げた例

仕様

型番 寸法 加圧時厚み 価格
U-05 幅100mm×厚み0.5mm×長さ5M 約0.05mm ¥20,000
U-10 幅100mm×厚み0.5mm×長さ10M 約0.05mm ¥36,000

適正板厚

SUS アルミ
0.5~1.5mm 0.5~3.2mm 0.5~6.0mm

耐久データ

※すべて曲げキズなし

板材板厚角度V幅肩R曲げ回数シートの状態備考
SUSt1.590°V8R0.593回まったく破れず継続使用可弊社テスト
SUSt1.590°V10R1.5200回まったく破れず継続使用可弊社テスト
SUSt3.090°V25R0.87回7回目で切れる弊社テスト
SPCCt6.090°V63R5.03回まったく破れず継続使用可弊社テスト

記事

1.シートをずらさずに一箇所で固定してのデータです。

2.シートの傷んだ箇所をずらして使うことで、データ曲げ回数の4~5倍使用できます。

3.すべてVミゾ肩Rの小さい、条件の悪いダイで行ったデータです。

4.通常曲げ加工時と同じTON数で曲げています。

耐久性を上げるには

1. 加工材のバリやドロスを取り除いてからご使用頂くと耐久性が向上します。

2.板厚に対して適正なV幅をご使用ください。V幅が小さいと耐久性が落ち、V幅・肩Rが大きいほど耐久性は向上します。

3. 同じミゾ幅のダイでも、2Vダイより1Vダイの方が肩Rが大きく、シートの耐久性は良くなります。

(例:1VダイV10の肩R→2R、2Vダイの肩R→0.5R)


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